本日、お客様と経営やガバナンスについて深いお話をする機会がありました。
その中で改めて強く感じたのは、「事業を継続するかどうか」ではなく、「自社の価値をどのように高めるか」という問いの重要性です。
これからの社会では、単に存続するだけではなく、選ばれる理由を持ち続けることが企業にとって何よりの基盤になります。
では、私たちが考える「企業価値」とは何でしょうか。
① 社会に対する存在意義(パーパス)
石川鍍金工場が社会にとってどのような意味を持つのか。
めっきという技術を通して、防錆・美観・機能性を提供し、お客様の製品価値を高めること。
これが私たちの存在意義であり、揺るぎない価値の根幹です。
② 技術力と品質の積み重ね
常に進化する技術と、それを支える確かな品質。
少量多品種、精密部品、大物小物を問わず、どのようなニーズにも応える柔軟性と確実性を兼ね備えることが、企業としての信頼を築きます。
技術力の研鑽は、企業価値の「筋肉」を鍛える行為だと考えています。
③ 人の成長と組織文化
最終的に価値を生むのは「人」です。
技術や仕組みだけではなく、それを動かし、学び、伝えていく人の力こそが企業の持続的価値を支えています。
一人ひとりが自ら考え、挑戦し、学ぶ組織文化は、未来に向けた最大の資産です。
私たちは、この三つの柱を通じて「価値を高める」ことに注力しています。
短期的な利益や表面的な数字だけではなく、社会に選ばれ、仲間に選ばれ、次の世代に選ばれる企業を目指す。
それが、石川鍍金工場が掲げる「価値を高める」という言葉に込めた想いです。
これからも、めっきを通じて未来のモノづくりに貢献しながら、自らの価値を問い続け、磨き続けてまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。