アルマイト

特徴

アルマイトとは、アルミニウムに電気を通して錆びにくくする技術のことを言います。 アルミニウム素材に陽極(プラス電極)をつけるため、陽極酸化被膜と呼ばれることも多いです。 弊社では取り扱いはありませんが、協力工場様に作業依頼をしておりますので一度ご相談ください。

各カラーアルマイト

アルマイトの表面はポーラス構造をしており、ポーラス構造とは多孔質、つまり穴がたくさん空いているような形になっています。 その穴に染料を吸着させ、穴を封孔することで表面が綺麗に色づくというのがカラーアルマイトの原理になります。 非常にきれいな色が出ますので、装飾目的で使われることが多いです。

硬質

通常のアルマイトと比較すると、摺動性や耐摩耗性に優れるのが硬質アルマイトです。 実際の硬さは通常アルマイトですと200Hv程度ですが、硬質アルマイトですと400Hvと非熱処理の鉄より硬くすることができます。

用途例

カラーアルマイトは主に装飾目的のため、雑貨品などに使われます。 工業でも他の部品と間違わないようにといった目的や、外観部品で使われる場合があります。 硬質アルマイトは車のエンジン部品といった耐摩耗性が重視される部品や、シャフトといった摺動性が重視される部品に使われます。 また軽さと硬さを両立することから航空機部品にも利用されます。

対応素材

アルミニウムのみとなっています。アルミニウムの型番次第では処理が難しい場合や、外観上不利な場合がありますので必ずご相談ください。